ホームページ上で、デメリットを書かない人が多いのですが、圧倒的にデメリットを書いたほうが売れます。
デメリットを書くとは、御社の弱みを書くという意味です。
これがわからないとオウンドメディアやコンテンツマーケティングの成功は難しいです。
商売する以上は「売れるにこしたことはない」ですよね。
ただ悪い点を隠してまで売れたいでしょうか?
そこの人間性のようなものが、ホームページやブログににじみ出るのだと感じております。そしてそれはかなり大きく集客に影響します。
「売れるなら何でもいい」なら詐欺でもよくなってきてしまいますよね。少し例をみていきましょう。
具体的な例でいいますと、
たとえば、
エアコンの取り付け工事を専門としているエアコン工事屋さん。エアコン本体は価格ドットコムなどお好きなところで買ってもらえたらいい。取付工事だけを専門にしている工事屋さんの例です。
それと小さい引越し業者さんの例を合わせてご紹介します。
(例1)エアコン工事屋さん
当社でおススメしないエアコン取付工事につきまして。
ダイワハウスの軽量鉄骨住宅にお住まいの方です!
特殊なメタル構造住宅のため、エアコン工事(コア抜き)につきましては、当社のような小規模な施工店ではなくメーカー施工をお勧めします。
穴あけする際に、筋交いの位置が非常にわかりにくく、針金のような細長いモノで、クロス(壁)に小さい穴をあけながら位置を確認し、作業を行っていくことになります。
一発で筋交いの位置を確認できればラッキーですが、そうでない場合は補修跡が残ってしまいます。
より良い工事とはなりませんし、すごく気を遣う工事となるため、正直いいますとあまりお安くすることもできません。
メーカーさんは筋交いの位置が判断ができるので、メーカー施工は高い、という先入観にとらわれずよく検討されてください。
(例2)引越屋さん
当社は小さい会社なので、2トントラックを中心に市街地(狭い)での引越しが得意です。
4トン分のお荷物を長距離引越しする場合は、当社の場合2トン2台で運ばなければなりません。やはり4トン車をお持ちの引越し業者さんのほうが安いです。
よくお問い合わせ頂きますが、少しでも安い引越しを実現してもらいため、4トンの荷物量がある引越しは、4トントラックを所有されている引越し業者さんとの比較検討もよろしくお願いします!
できないことをはっきり伝えることで信用度があがり、ダイワハウス以外のエアコン工事の受注につながりますし、2トン車の近場引越しの受注につながります(2トンなら安いんだという裏効果があるため)
安心/信頼できる会社かどうかは「書いている内容」をみて、ユーザーが判断することです。安心/信頼という言葉だけがホームページ上で踊ってしまいますと、ユーザーは逆に安心/信頼していません。
これがわからない人が非常に多いように思います。保険の約款みたいに小さく書く話ではなく、どーーんとメインにもってくる話しだと思っています。
信頼って言葉を使わずに「信頼してもらう」とはそういうことだと実感しています。
よくある失敗例。
安い!お得!セール!
書くのはいいのですが、100%他社と比較検討されています。
御社の経営ギリギリ出来る限りの「安い値段」を提示したとしても、
安いか高いは、他社との相対で決まります。
他社と比較して高いのなら、ユーザーは御社のことを高い会社と判断しています。詐欺とはいいません(笑) ただ舌打ちはされていると思います。
かなり注意がいる表現ですね。
当社は小さい会社なので、そこをわざとしっかりアピールしています。(社長の自宅兼事務所ですっていう部分も)
ちっちゃい会社さんが大きく見せようとするはダメ。
Googleマップで検索してアパートが映っていたら(笑)
アパートで商売するのがダメなのではなく、ホームページ上で小さいことを隠そう隠そうとして「結果それなら」アウトです。
仮にSEO対策で上位表示できたとしましても...
ユーザーは必ず複数のサイトを比較検討します。御社のサイトがSEO対策で上位表示していても、少なくとも数社とは比較検討されるでしょう。
相対的なものだという理解は常に必要です。
ライバルサイトをチェックし、しっかりと自社の強みではなく「弱み」をアピールしていくことが真の信頼を得ることにつながります。
お読みいただきありがとうございました!
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