SEO対策を優先したホームページ構成について

SEO対策を意識したホームページを作成されたい場合、いろいろやってはダメなことがあります。

今回このページでピックアップしたい事案は、トップページだけ見られて離脱されてしまうサイト構成になってしまっているサイト(ダメなサイト)についてです。

Googleはトップページだけ見られて離脱されるサイトはダメなサイトと認識しています。しょうもないサイトだからトップページだけで離脱されるんだろうっていう理屈です。

一理ありまして、トップページで離脱されるサイトとは「ユーザビリティ」が悪いサイトのことです。

ユーザビリティとは、お客様がホームページを訪れたとき、見たい情報が整理されていて、無意識の中で「快適だな」と感じて頂けるサイト構成のことです。

ユーザビリティとSEO対策はすこく密接な関係がありますので、少し着眼点を変えて読んで見てください。

多くの方がこの部分を勘違いしていますので、ぜひ下記を参考ください。

 

そもそも快適じゃないホームページ構成とは?

問題があるサイト【1】
電話番号をあちこちに記載

電話番号を大きく目立たせたり、お問い合わせページへのリンクなどをあちこちに記載してしまう方。

これはウェブサイトのオーナーさんからしますと「電話番号を目立たせたい」のかもしれませんが、ユーザー心理は完全に逆です。

もちろん隠そうとするのは問題ありますが、会社概要ページを見ないユーザーはいないので、会社概要ページに電話番号があれば十分です。

ただし、技術や商品力に「差がない商売」の方はOKです。

たとえば引越し屋さんやマッサージ屋さんなど。

ちょっと失礼な言い方だったらごめんなさい(;'∀')

でも引越し屋さんやマッサージ屋さんなどのケース場合、安く引越ししたいから見積もりだけとにかくたくさん欲しい!今すぐ空いているマッサージ屋さんないかな!というレベルです。

なので、とりあえず電話番号や、お問い合わせページを目立つところに設置することは大切かもしれません。

しかし、似て非なるもので、整体院さんや整骨院さん。

こちらはまったく話は異なります。
体の不調を改善したいわけなので、とりあえず電話番号やお問い合わせページへのリンクなどをユーザーは探していません。はっきり申しまして、まったく探してないので、ウェブサイトのオーナー様は、まずそのユーザー心理の理解が必要です。

まず「ちゃんとしてくれるのか?」という疑心さえ持っている状態でホームページにアクセスしていてきている現実の理解が必要です。

なので、電話番号などが目立ちますと完全に逆効果となります。(そんなもの探してるんじゃない!って心理で反感を買うことが多いです。口に出して言わないですが心のなかで)

電話番号をスクロール固定など論外でして、物理的に邪魔という側面もありますが、物理的に邪魔じゃなくても、あちこちに電話番号の記載などがありますと、「本能的に」毛嫌いされてしまいます。

売りが強すぎるという表現が正しいのかもしれません。

トップページだけをチラ見して終了されることになる可能性が高いです。

電話番号などは、会社概要に掲載しているだけでまったくOKです。ユーザーは会社概要ページは絶対みますので。

電話番号を目立たせるのではなく、このサイト(この会社)に問い合わせしたい!と思われるようなサイト構成にすることが先です!

 

問題があるサイト【2】
1ページが長すぎるホームページ

1ページが長すぎるホームページ。こちらもユーザー心理、本能的にアウトです。

今読んで頂いているこのページも長いです。

でもそれは少し意味が違いまして、このページを読んでいる方は「知識を得たいので、読み始めからすでに真剣」です。

また、読んでいる人が一般ユーザーではなく商売人である場合が多いです。

加えまして、このページはおよそ「何について書かれてあるか」知っている前提で、読み始めている人ががほとんどだからです。(当社からサイト構成のアドバイスが書いてあるから読んで見てください~など)

でも、一般ユーザーが御社のホームページを初めて見たときは、

疑心が先なんです。
どんな会社なのか?本当にちゃんとやってくれるのか?

そんな心理状態の中、いきなり長文や電話番号が飛び込んできますと、本能的に毛嫌いされてしまうんです。

良いことを書いているのだとは思うのですが。。

特に現代はスマホで縦にスクロールして読みますので、長文だと面倒なんですね。思っている3分の1、もしくは4分の1ぐらいの文章量に変更されたほうがよい方も多いです。

とにかくぱっと見の文章量が多いと、ユーザーの心情的には完全に「アウト」です。(トップページだけをチラ見して終了)

書きたいことを好きに書くのではなく、さすがに少し話をまとめる能力も必要です。わざと長文で書くテクニックもあるのですが(読み込ませるテクニック)、一般の方が考えた文章だと無理です。

 

問題があるサイト【3】
リンクが多すぎるホームページ

あちこちに電話番号リンクやページ内リンクが貼ってあるホームページ。

その時点でもうサイトを見る気がなくなります。(サイト内で迷子になる気がするので)

大切なことは、まずトップページをちゃんと読んでもらって、あとはメニューボタンを押せば「すべてのページへ行ける」整理されたサイトだな、という安心感を与える必要があります。

言葉悪いですがユーザーを調教する必要があります。メニューボタンからすべてのページへ行けるのだよと。

調教さえできれば、ユーザーはメニューボタンを行動の起点としてくれて、メニューボタンから必要情報を探すようになります(これができれば成功)

そうなってもらうためにどうするのか?
メニューボタン以外から、他のページへ極力いけなくすることが大切です。

メニューボタンを押してもらえない、トップページしか見てもらえない、という方がたまにおられますが、それはユーザーがメニューボタンを押す気になれないほど、あちこちに電話番号やリンクが貼ってあることも一つの要因です。

残念ではありますが、たくさんクリックできるところがある時点で、ユーザーの心情的には完全に「アウト」です。(トップページだけをチラ見して終了)

 

問題があるサイト【4】
色合いや使用写真のセンス

センスの問題にもなってきますが、なぜその色使いなのか?なぜその画像を使うのか?

特別カッコ良くする必要もありません。

しかしあまりにも怪しさや訝しさが満載の方がおられます(;'∀') 

最低限それはないよ~というラインは避けたいので、このあたりは出来れば自分のセンスに頼らず、他の方の助言を求めたほうがいいかもしれません。

問題がある場合は、どんなにいいことを書いてあっても、ユーザーの心情的には完全に「アウト」です。(トップページだけをチラ見して終了)

 

問題があるサイト【5】
具体的に「何を」してくれるのか?

料金表+具体的に「何をしてくれるのか?」ということが明確でしょうか?

意外とこれがボケてしまっている方がおられます。

商品を取り扱っているのであれば、ある程度明確だと思いますが、技術を提供している場合、具体的に「何をしてくれるのか?」ということと、それに対する料金は明確である必要があります。

他社とは違う!信頼できます!安心できます!と自ら言葉や文字で書いてしまうのではなく、「具体的に」何をしてくれるのかを明確にすることが大切です。

具体的に何をしてくれるのかを明確にすることで、「安心です!」などの言葉をわざわざ文字として書かなくとも、ユーザー自らが、他社との違いを感じ、安心感を感じてくれます。

ここ大切なので、もう一度書かせてください。

例えば整体院さんですと、
当店は痛くないソフトな整体で女性の方でも安心してご利用頂けます。骨をポキポキすることもなく快適で安心なサービスを提供します!

こういう説明だとかなり問題があります。
何をしてくれるのかがまったくわからないからです。そういう抽象的なことではなく、何をどれぐらいの間、どういう風にやるのかということを明確にされてください!

そこが明確でない場合、どんなにキレイな言葉が並んでいても、ユーザーの心情的には完全に「アウト」です。

 

上記のことが理解できないとSEO対策ができない

何をおいても、まずユーザーが心情的に「アウト」と感じる上記のようなサイトは、トップページだけをチラ見されただけで終了されてしまいます。

トップページをチラ見されただけで終了されてしまう(他のページへ行ってくれない)ことこそが、SEO対策上の大きな問題点の一つです。

それは「サイト滞在時間」と「何ページ読まれたか?」ということ、加えまして「どこで離脱したのか?」というGoogleガイドラインの指標にある3点の概念に関係してきます。

※数ある指標の中の3点ではありますが、とりあえず代表的、一般的な概念なのでピックアップしました。

Googleは上記のユーザー行動を重要視し、順位決定基準の一つとしております。

Googleは、トップページしか見てもらえないサイト=ゴミサイトと認定します。

ゴミサイト認定を受けますとSEO対策上は不利です。

SEO対策の第一歩目は、h1タグをどうする、alt属性がどうこう、キーワード比率がどうこう~という技術的なことではありません。

トップページしか見てもらえないといいますか、他のページに行ってもらえない「その悲しいサイト構成」をまず見直すことと言えます。

トップページしか見ない人が多いのではなく、トップページ以外を「見る気にもなれない」サイト構成となっていることに気づいて頂けたら嬉しいです。

しっかりユーザビリティを意識して、簡潔に!明確な!ホームページをめざしましょう!

このページのトップに戻る

「小規模な会社様」に支持される6つの理由